【北京】米中両国が貿易協議の決着を目指す中、相手国からの輸入品に互いに課している懲罰的な関税が目下、合意への大きな障害となっている。関係筋が明らかにした。  ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とスティーブン・ムニューシン米財務長官が北京入りし、米中は30日、高官級協議を再開した。来週には劉鶴副首相(経済担当)ら中国交渉団がワシントンを訪問し、協議を継続する予定で、最終合意に達する可能性があるとの見方が出ている。