テレビ放送大手の米シンクレア・ブロードキャスト・グループは3日、娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーから21のスポーツ関連地方局を106億ドル(約1兆1800億円)で買収することを確認した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれに先立ち、両社が100億ドル余りでの買収合意に近づいていると報じていた。買収にはロサンゼルスやデトロイトのスポーツ局も含まれており、シンクレアのケーブル事業の即戦力となる。ディズニーは21世紀フォックスから娯楽事業資産を買収した際に、その一部としての複数のスポーツ局を獲得したが、当局とは買収を認める条件としてこれらスポーツ局の売却で合意していた。シンクレアによると、気象情報放送局のウェザーチャンネルを保有するバイロン・アレン氏が、新たな持ち株会社の出資者兼コンテンツパートナーになる。