ドナルド・トランプ米大統領は5日、2000億ドル相当の中国製品を対象に課す関税を10%から25%に引き上げると表明した。10日から実施するとしている。トランプ氏はツイッターに「中国との貿易協議は続くが、彼らは交渉しようとしており時間がかかりすぎている」と投稿した。米中両国は8日に貿易協議を再開する予定。トランプ氏はさらに、関税を課していない3250億ドル相当の中国製品にも25%の関税を「速やかに課す」としている。貿易協定の交渉では相手が中国であれ、カナダやメキシコ、欧州連合(EU)といった同盟国であれ、関税が切り札になるというのがトランプ氏の考えだ。ただ、10日に対中関税が実際に引き上げられるかは不明だ。ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は関税の大幅な変更を国内産業に事前通知する必要があると考えているかもしれないからだ。
トランプ氏、対中関税25%への引き上げ表明
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