中東地域に展開する米軍の司令部がイランによる米軍攻撃計画について異例なほど具体的な情報を入手し、抑止力として増派を要請していた。米政府当局者らが6日に述べた。この脅威を受け、トランプ政権は空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群や複数の爆撃機を中東に派遣したという。同当局者らによると、イラクやシリアに展開する米軍を標的とした攻撃をイランが計画しているとの情報は先週浮上した。武装した代理組織にバブ・エル・マンデブ海峡での攻撃を準備させていることや、ドローンを使ってペルシア湾で攻撃作戦を実行する可能性も示されていた。これらの計画が米イラン関係の対立が激化した場合の不測の事態に備えたものなのか、イラン革命防衛隊がすでに実行を決定したものなのかは明らかになっていない。ただ米中央軍や政府上層部でも警戒感が高まっているという。
イランが米軍攻撃計画か、米が中東に空母派遣
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