米国務省は軍隊スタイルで対テロ訓練を行う新たな施設の開設を世界各地で進めている。トランプ政権が従来の外交手段と開発プログラムの抑制を目指す中で、各当該国のテロ対策部隊への支援計画を拡大することが目的だ。国務省は、中東の2カ所の訓練センターに加え、新たにアフリカと東南アジアで計3カ所の訓練センターの開設を進めている。当該国内の対テロリスト部隊に、訓練と装備を提供することになる。米国防総省は、アフリカを含む世界各国の軍隊向けに訓練プログラムを実施する一方、国務省はサハラ砂漠以南のアフリカ諸国などで、聖戦を唱える勢力との急速かつ確実に拡大している戦闘に備え、現地の法執行機関やテロ対策当局との連携を進めている。
米軍隊式の対テロ訓練を拡大、外交シフトで国務省
アフリカと東南アジアで3カ所の訓練センターを新規開設
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