今、30~40代の中年層によるベンチャー起業が流行している。テクノロジーがレガシー産業にも浸透してくる中で、ミドル層が持つ社会人スキルと業界経験が必要とされているからだ。
「建設というレガシー産業を、スケール感のあるベンチャーの力で再定義します」
我妻陽一(助太刀 社長・CEO) Photo by A.Y.

 我妻陽一氏はその日、同級生との卒業パーティーに興じていた。ところが、「乾杯!」と言った瞬間から、携帯電話が鳴りやむことはなかった。