ビズリーチの大松洋次郎・ビズリーチ事業部部長によれば、「中堅の銀行出身者が財務責任者として転職するなど、ベンチャーが大企業経験者を幹部や経営者クラスに迎える例も増えつつある」といい、大企業出身者がベンチャーで活躍する状況を説明する。加えて、転職だけではなく、営業顧問や技術顧問といった形での副業も活況だという。
そうなると、大企業に勤める者にとってもチャンスがありそうだ。ただ、もちろんではあるが、大企業に染まり切って停滞したモチベーションで転職してもミスマッチが起こるだけ。既存企業の限界を感じつつも、起業までは……と考えるビジネスマンにとっては、ベンチャーへの転職という道も一つの手だろう。