ホームレスが大きな問題になっているサンフランシスコの沖合で、簡素なボートに住む人が増えている。サンフランシスコの北対岸に位置する、富裕層の多いマリン郡の沖合で暮らす人は近年で2倍に増加し、約100人に達したと当局者らは話している。約200のはしけやヨット、老朽化したその他の船が住居や物置の代わりになっている光景は、カリフォルニア州の住宅危機の表れだ。同州ではサンフランシスコのベイエリアを中心に、手の届く価格の住宅が不足している。ボート生活者の中には、雇われているが陸地に住む金はないと話す人もいれば、独立した生活を好む人もいる。仕事がない人や精神を病んでいる人もいる。いずれの場合も船上の生活は楽ではない。
住宅高騰で船上生活、サンフランシスコで波紋
違法に停泊、周辺住民が困惑
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