• 銀行の健全化と市場評価の遅れ銀行の健全化と市場評価の遅れ米国の大型銀行株の多くが低ボラティリティのグループへ移行しつつある。低ボラティリティファンドに流入する資産が増加し続けているが、同種ファンドにおいて銀行株のプレゼンスが高まっているため銀行株にも資金が向かうはずだ。過去2年間、銀行株は市場で特に人気があったわけではない。2018年初からS&P500指数は6%上昇したが、同指数に含まれる銀行株は9%下落した。しかし、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのエクイティ戦略部長であるクリストファー・ハービー氏は、幾つかの理由で銀行業界について前向きだ。同氏は先週のレポートで、「銀行のファンダメンタルズは大幅に改善したが、株価への反映が遅れている」と述べている。