米アルファベット傘下の動画共有サイト、ユーチューブは5日、年齢や性別、人種や宗教、性的指向などに基づく差別や排斥を正当化する至上主義的なグループが投稿したとみられる動画を禁止する方針を発表した。禁止される動画にはナチスのイデオロギーを促進したり称賛したりする動画も含まれると、同社は公式ブログで明らかにした。また、ホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)や米コネティカット州のサンディフック小学校で起きた銃乱射事件のように、十分に立証されている暴力的事件について事実ではないと否定する内容の動画も削除するとしている。ユーチューブは1月、同社のアルゴリズムが偽情報の拡散に寄与しているとの批判を受け、陰謀説や間違った情報を扱う動画の推薦を減らす方針を明らかにしていた。