• ESGをリードするピムコ• ESGをリードするピムコ長年にわたり債券運用の世界をリードしてきたピムコは、10年ほど前からひそかに株式の戦略運用を手掛けている。さらに、つい最近ではサステナビリティー投資にも乗り出している。これは、新商品ラインということではなく、これまでの調査研究成果を実践するもので、運用において重大な成功のカギとなる長期的なサステナビリティーを視野に入れて投資を行う、大手資産運用会社の中で、最初で間違いなく最大の取り組みとなる。ここ数年、ピムコは投資プロセスへのESG(環境・社会・ガバナンス)適用のリーダーとなっているが、それは専門としている債券運用が長期的な投資であり、リスクが顕在化するまでにある程度の期間を要するESGと通じるからだ。ピムコの投資モデルは、他社の投資マネジャーがサステナビリティー投資を行う場合に参考にできる。「ピムコは債券市場とESGの根底における融合を図ってきた」とESGに詳しいフィナンシャルアドバイザーのジェフ・ジッターマン氏は言う。