――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米バイオ医薬品大手アッヴィの株主は、医薬品で売り上げ世界一のリウマチ治療薬「ヒュミラ」にとどまらない事業多角化を同社に求めてきた。だが25日、多角化が高くつくことを思い知らされた。  アッヴィはしわ取り注射剤「ボトックス」で知られるアラガンを現金と株式の組み合わせにより630億ドル(約6兆7000億円)で買収すると発表した。これが材料視されて、アッヴィの株価は25日午前の米株式市場で急落した。  そうした反応も理解できる。