イラン政府は7日、ウランの濃縮度を引き上げ、2015年の核合意で定められた上限の3.67%を8日朝までに超えると発表した。2度目の核合意違反となり、合意が崩壊するリスクが高まっている。  イランは5月、欧州各国に対し、合意から昨年離脱した米国による経済制裁の影響を緩和するよう60日以内の対応を求めていたが、この日はその期限だった。イランは改めて60日間の期限を設け、欧州連合(EU)がさらなる行動を取ることを書簡で求めたと述べた。  EUのフェデリカ・モゲリーニ外交安全保障上級代表の広報担当者は、イランの発表を強く懸念していると発言。