米消費者は低金利を利用して借り入れや支出を増やしている。一般顧客向け業務を手掛ける銀行には追い風となる一方、そうでない銀行は置き去りにされている。米銀大手JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、シティグループが発表した4-6月期(第2四半期)決算は、好調な消費者事業が利益を押し上げたものの、取引手数料は減少した。大規模な消費者事業を持たないゴールドマン・サックス・グループは唯一、減益決算となった。