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メンバーが、部署全体が抱える課題から目をそらし、目の前の仕事をこなすことに精いっぱいといった職場も少なくないだろう。だが、ミーティングを革新すれば、メンバーたちは課題を自分のことのように考え、意欲を燃やすようになる。そこで「ミーティング革新」第3回は三井E&Sマシナリーのケースだ。(ライター 根本直樹)

アフター部門のリーダーとなり
“空回り”する日々を過ごす

 三井E&Sマシナリーで20年間、コンテナクレーンの営業一筋に実績を上げてきた森下務は、今から2年半前、突如現在の部署であるテクノサービス事業部運搬機サービス部への異動を命じられ、部長の任に就いた。

 青天のへきれきだったと言う森下は、「クレーン分野は熟知しているが、アフターサービス分野だったので、正直、『何で俺が』という気持ちはありましたね」と言う。

 部長とはいえ、いままで経験のない分野。不安もあった。しかし森下はすぐに思い直す。

「コンテナクレーンの売り上げが頭打ちになる中、納品後のアフターサービスを担ううちの部署は、受注売上・利益ともに会社の大きな収益源になりつつある。しかし、人材不足もあって、メンバーたちは日々の仕事に追われるばかりで、全体を見ようとしない。『自分の仕事さえこなせばいい』といった安易な意識がまん延しているように見えました」