――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター ***  米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は今週、ワシントンに集まり利下げについて検討するが、その決定の大部分は、すでにフランクフルトで下されていたことになる。  欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利はマイナス0.4%と、FRBの政策金利であるフェデラルファンド(FF )金利をすでに300ベーシスポイント(bp)近く下回っている。またマリオ・ドラギECB総裁は先週、近くマイナス金利の深堀りに踏み切る可能性を示唆。