――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  グーグルは、同社のクラウド事業をのぞき見る貴重な手がかりを与えた。もっと詳細に分かれば、その価値は一段と増すだろう。  グーグル親会社の米アルファベットが25日発表した4-6月期(第2四半期)決算で、同社のクラウドサービス部門「グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)」の売上高が目下、年間80億ドル(約8700億円)を超えるペースであることが明らかになった。昨年初めの注目すべき情報開示以降、その規模がほぼ倍増したことになる。そのとき同社は、GCPの1四半期当たりの売上高を約10億ドルとしていた。