ロンドン証券取引所グループ(LSEグループ)は1日、情報会社リフィニティブ・ホールディングスの買収で合意したと発表した。買収額は270億ドル(約2兆9470億円)。債務引き受けも合わせ、発行済み全株式を取得する。リフィニティブは情報会社トムソン・ロイターの金融・リスク部門が分離した会社。LSEは、ロイターや米投資会社ブラックストーン・グループの関連ファンドなどで構成される企業連合からリフィニティブを買収する。提示条件によると、リフィニティブの現オーナーは統合後の新会社の株式37%を引き続き保有する。買収には株主や規制当局の承認を得る必要がある。買収手続きは2020年後半に完了する見通し。LSEのドン・ロバート会長とデービッド・シュワイマー最高経営責任者(CEO)は同職にとどまる一方、リフィニティブのデービッド・クレイCEOが経営チームに加わる。