ドナルド・トランプ米大統領は7日、週末に銃乱射事件が発生したオハイオ州とテキサス州の訪問に出発し、最初の訪問地のオハイオ州デイトンで遺族と面会した。トランプ氏は法的対応を改めて提言し、自らの主張に批判的な向きは政治の日和見主義者だと反論した。デイトンでは4日の銃乱射で9人が死亡、20人以上が負傷した。テキサス州エルパソの乱射事件では容疑者が22人を殺害し、負傷者は24人に上ったが、反移民感情が動機になったとみられている。トランプ氏は出発前にホワイトハウスで記者団に対し、「私の主張で人々を団結させられると思う」と述べ、移民などの問題で同氏がしばしば発する挑発的な言葉が米国の分断をもたらし、暴力を助長したとの批判を一蹴した。