ロシア北部のミサイル実験場で8日に爆発事故が発生した直後、放射線量を監視している2カ所のモニタリング局が稼働を停止していたことが分かった。事故の証拠が公になるのを政府が制限しようとしているとの懸念が高まった。包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会のラッシーナ・ゼルボ事務局長はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、原子力推進式巡航ミサイルが実験中に爆発したとされる2日後、実験場の最寄りの2つのモニタリング局がデータの送信を停止したと明かした。ゼルボ氏はWSJ宛の電子メールで、データ送信が中断されたことについて直ちに問い合わせしたところ、ロシア当局は「通信やネットワークに問題」が生じていると回答してきたと述べた。
露ミサイル実験事故、直後に放射線監視局が稼働停止
有料会員限定
あなたにおすすめ