――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ドイツ経済は、成長の新たな動力源を必要としている。財政出動がその1つになると投資家は期待してはいけない。たとえドイツ政府が財布のひもを若干緩めるとしてもだ。  ドイツ連邦銀行(中央銀行)は19日、7-9月期に同国経済が2四半期連続のマイナス成長となり、正式に景気後退(リセッション)入りする可能性があると警告した。欧州中央銀行(ECB)が一段の利下げの必要に迫られるとの予想が広がり、ドイツ国債10年物の利回りはマイナス0.7%近辺に低下した。