今年ニュースで話題となった「老後2000万円問題」。実際、老後資金がいくらあれば安心できるのか不安になった人も多いのではないでしょうか。これを機に、老後資産を用意する方法として「投資」への関心も高まっているといいます。そこで今回は、上地明徳氏の新刊『老後の資金 10年で2倍にできるって本当ですか?』(青春出版社)から、そんな投資にまつわる誤ったイメージや疑問について解説していきます。
「投資」には3つの種類がある
――日本人の多くは「投資」というと「損をする・危険・難しい・ギャンブル」という、マイナスのイメージを持っています。
本当は、投資にもいろいろな種類があって、すべてがギャンブル性の高い投資というわけではないんです。
――では、投資にはどんな種類があるんですか?
一般向けの投資には大きく分けて3種類があると私は考えています。一つは株式や投資信託で市場の上がり下がりを予測して売買を繰り返す「短期投資」。相場を読んで値上がりしそうなものを先回りして購入する、賭けの要素が強い資産運用です。