実力主義の外資系コンサルでも
教育制度が手厚い実態も明らかに

 コンサルティングファームが上位を占めたランキング。戦略系のコンサルティングファームの特性として、数ヵ月でプロジェクトが変わっていくため、より多くの業界やクライアントと携わることになります。そうしたことからも成長機会を得られることでしょう。

 そのほか上位企業の社員クチコミを見ていくと、若手であっても実力さえあれば責任の大きい仕事を任せられて裁量を持って進められる環境がある一方で、研修などの教育制度が手厚いこともわかりました。

【1位 マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の社員クチコミ】

「クライアントやチームに対してバリューを出している限り、年齢・性別・国籍等一切関係なく昇進できます。昇進スピードも、特に決められたものはありません。おびただしい数のトレーニングプログラムや海外プロジェクトの機会があり、本人のやる気とスキル次第で、可能性は無限」(コンサルタント、男性)

「20代、特に新卒にとってここほど成長できる環境はないと思う。平均3ヵ月でプロジェクトを変わっていくため、その度に新しい業界・業務をすることができる。転職をものすごく早いサイクルで回しているような感じだと思う。結果として、慣れてきたと思ったら、次のプロジェクトに入るサイクルが続くため、常にコンフォートゾーンに落ち着くことが強制的にできない環境になっている(つまり成長できる)」(ビジネスアナリスト、男性)

【2位 A.T.カーニーの社員クチコミ】

「日本を代表する企業と肩を並べて働く事が出来るのと、若手でも裁量を持ってプロジェクトを任される事が多いので、やりがいは常に感じている。意外とグローバル案件が多いのと、プロジェクトも様々な産業とケイパビリティに富んでおり、ジュニア時代は様々なプロジェクトに携わる事が出来る」(ビジネスアナリスト、男性)

「早ければ、入社2年目からプロジェクトを任されたりなど、自律性があればなんでもできる。それがやりがいにつながる。きめ細かくトレーニングが設けられており、成長を実感できる。各階層におけるトレーニングも非常に充実している」(経営コンサルティング、男性)