風通しの良い企業なら
若い世代の力を大いに生かせる
令和の時代のイノベーションを引き起こすのは、若い世代が中心となることでしょう。そのためには、若手社員が意見をいいやすい「風通しの良い」環境がとても重要になります。
また、日本のミレニアル世代が働く場所を選ぶ際に重視するものとして、お金がトップ(88%)、次いで休暇(78%)という調査結果があります(マンパワーグループ「ミレニアル世代のキャリア:2020年に向けたビジョン」より)。
つまり、これからさらに雇用の流動化が進むなかで、優秀な人材をひきつけるためには「待遇の満足度」が高く、「有給休暇の取得」が柔軟に行えることが必要条件になりそうです。以下では、「風通しの良さ」の評点と「待遇の満足度」が高く、「有給休暇の取得率」が高い企業の社員クチコミを見ていきましょう。
【1位 グーグルの社員クチコミ】
「風通しが良くフラットな組織で、仕事を進める上で面倒なやり取りやプロセスが発生しない事が素晴らしいと感じています」(広告営業、男性)
「給与制度: 30代前半 約1900 万円(ベース給与 約1000 万円/ベース賞与500万円/ RSU(株)約350万円)、その他に年間100 万円の自己学習支援なども存在し語学や資格取得に活用可能。家賃の給与天引きプログラムや三食の食事、カフェ、ジムなどの福利厚生も手厚い為、感覚的には年収より数百万円以上のインパクトがある印象」 (広告、男性)
【2位 A.T.カーニーの社員クチコミ】
「若手をどんどん活躍させる文化があり、実力次第ではかなりジュニアなころからプロジェクトの基幹を任されることがある。上下関係がなく、フラットで風通しのいい文化。先輩や上司との変な上下関係は一切ないため、人間関係のわずらわしさは全くない」(コンサルタント、女性)
【3位 アシストの社員クチコミ】
「休みは非常に取りやすいです。必ず取れると言っても過言で はないくらい休みを取ることができますし、時間給なども取りやすいです。また毎年リフレッシュ休暇が取得できるところも特徴的で残業も全体的に少ないです。働きやすい環境であると思います」(営業、男性)
【4位 サントリーホールディングスの社員クチコミ】
「年間16日以上の有給休暇取得が義務付けられている。マネージャーはメンバーの有給取得日数を把握、足りないようであれば取得するよう促すことが義務付けられている。『有給は必ず取るべきもの』という意識が根付いているため、有給を取得することに対する罪悪感はない。有給取得にあたり、堅苦しい事前申請のようなものも特にない。当日に『有給を半日使って、午後お休みもらいます』とマネージャーへ申告しても大丈夫なレベル」(営業、男性)
【5位 旭化成の社員クチコミ】
「特に若手社員の意識は非常に高く、優秀な人材が多くいる。風通し、処遇、職場環境など働きやすさの面では少なくともメーカーの中ではトップクラス。公募なども大変多くでており、自分が希望するキャリアに応じて様々な選択肢があり、たとえ入社した部署で合わなくても、社内で環境を変えることが比較的容易にできる。領域によっては1年目から海外案件でがしがし飛び回るような働き方をする社員も少なくない」(ヘルスケア、男性)
若い優秀な社員の獲得に奔走している人事担当者は少なくないはず。令和の時代には、「風通しの良さ」「待遇の満足度」「有給休暇の取得率」の充実を可能な限り図っていくことが各企業には求められそうです。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)