今年の国際家電IT見本市「CES」では、カメラやセンサー、人工知能(AI)を組み込んだ製品が披露される。そうした機器は生活をより安全かつ便利にするという抗しがたい魅力がある一方で、これまでよりも監視される機会が多少増えることを受け入れる必要がある。IT(情報技術)企業は仮想的な目や耳を活用した機器やサービスに私たちを少しずつ慣れさせてきた。音声コマンドに耳を傾け、その後のやり取りを記録するバーチャルアシスタントを使用している人は数百万人に上る。旅をスピードアップするために顔認証機能を使用する空港も増えている。また、少なくとも米サンフランシスコでは、レジのない店でカメラに追いかけられることはもはや気味の悪いことではなく、日々のランチ購入の一部となっている。
AI搭載カメラ、安全と便利さに伴う代償
監視社会をもたらすリスクも
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