かわいらしさを0~100で評価すると、0は「全くかわいくない」、100は「今までの人生で見たものの中で一番かわいい」となる。例えば、白いふわふわの毛に覆われ、黒い瞳と丸い鼻を持った子犬には、82.70とかなりの高スコアがついた。後ろ足で立ち上がり、お祈りのポーズをするグレーの子猫(84.82)にはかなわないが、赤い電球のような目をした白いうさぎ(64.46)よりもずっと好まれた。だが、タルサ大学のジェニファー・ラグズデール教授(産業・組織心理学)はこの子犬の写真を調査対象に含めるべきどうか確信が持てなかった。顔の造作がすっかり毛の中に埋もれ、被験者がこれをアザラシの赤ちゃんだと思ってもおかしくないからだ。