10年ものの古い基本ソフト(OS)がこれほどの効果をもたらすとは驚きだ。マイクロソフトがOS「Windows(ウィンドウズ)7」をリリースしたのは2009年の秋だった。15年にプラットフォームのカスタマーサポートを打ち切り始めたが、一部のサポートは残していた。初回導入から3つのバージョンがお目見えしたウィンドウズ7だが、14日をもってその延長サポートが正式に終了した。予想外に多くの人々が、ぎりぎりまでアップグレードを引き延ばした。調査会社IDCとガートナーが13日公表したデータによると、10-12月期のパソコン販売台数は業界でも何年ぶりかの高水準に達した。IDCのデータはタブレット型端末やマイクロソフトの「サーフェス」のような薄型軽量PCを含まない。それによると世界のPC販売台数は7180万台と前年同期比4.8%増加した。ガートナーのデータはサーフェスを含むが、「クロームブック」は除外しており、販売台数は2.3%増の7060万台だった。
ウィンドウズ7サポート終了、PC買い替え需要押し上げ
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