偽物だった
「ブルガリ」のリング

重さはわずか3グラム。まるでおもちゃの指輪だ

 購入したのは「ブルガリ」のリング。新品同様となっており、写真もきれいだった。購入手続きをし、その後7日ほどで「佐川急便」で届けられた。中を開けてみると、写真と違い輝きがなく、何よりもリング自体が軽い。怪しんだMさんは知り合いの貴金属店(古物商)へ持ち込んだところ、ひと目で偽物だと断定された。重さを測ると3グラム。金の含有量を計測すると、このリングにはまったく金が含まれないことが分かった。

 Mさんは、出品者へ連絡して偽物なので返品したい旨を伝えるも、出品者は本物で間違いないと頑なに言い張る。警察へ相談すると伝えると、渋々返品に応じることになり、返品先を伝えてきた。奇妙なことに出品者の住所は大阪府になっていたが、なぜか返品先は兵庫県姫路市だった。

 Mさんは、評価する前に出品者へ連絡したことが功を奏し、代金を1円も騙し取られずに済んだ。商品確認をする前に評価することは厳禁なのだ。

「昨年10月に始まったばかりのペイペイフリマも偽物が少なくありません。ラクマは、元々は『フリル』という女性向けブランドに強みを持つアプリだったのですが、ラクマが吸収し新ラクマとなった経緯があります。私は、フリル時代のほうがブランド品を安心して買うことができていたので、現状のラクマは残念です。最終的には購入者が出品者情報などをよくチェックして気をつけるしか自衛策がないのが現実です」(都内の物販塾女性講師)

 そのラクマは今後、どのようにして偽ブランド品対策をするのか?取材をしてみた。

「日本最大級のインターネットショップ楽天の豊富なデータベースと連動させて検知ロジックを強化、アップデートを加速させています。また、24時間365日パトロールすることで、禁止商品を早く見つけ削除もしています。さらには、ブランドメーカーや『CIPP(インターネット知的財産権侵害品流通防止協議会)』などとの連携強化も進め、常に対応力強化へ努めています。アプリ上のお知らせで、購入者へは禁止商品についてお知らせを出して促したり、出品者へは特定のブランドを出品するときには注意をポップアップ表示させたりするなど、安心してお買い物ができるよう取り組みを強化しています」(楽天のラクマ担当者)