――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米連邦準備制度理事会(FRB)は今のところ、投資家が直面する大きな不確実性をひとつ取り除いている。  FRBが今週の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを据え置くことはほぼ間違いない。向こう数カ月に何らかの大きな行動を取りそうな気配もない。先月の会合後に公表された金利見通しでは、当局者は2020年末まで誘導目標レンジが現行の1.5~1.75%にとどまるとの見方を示した。  だが、FRBの姿勢はちょっと奇妙だ。