【ブリュッセル】欧州連合(EU)は20日から首脳会議を開き、2021年からの7年間のEU予算について加盟国の分担を協議する。英国離脱後の穴埋めを巡り対立は避けられない見通しで、必要に応じて週末いっぱい協議を続ける。  予算案で合意できれば、EUが難しい政治判断を下せることの証しとなり、英離脱後の結束を示すことになる。また、地政学的および経済的な課題に集中し、最大の目標である「カーボンニュートラル」(温室効果ガス排出量ゼロ)の2050年までの実現に向けて踏み出すことが可能となる。