早慶生が選ぶ人気企業は
コンサル、商社、保険など幅広い

 早慶生が選ぶ就職注目企業の上位は、コンサルティングファームから総合商社、ディベロッパー、保険会社、メーカーなど幅広い業界からランクインしています。

 では実際に、早慶大生に注目されている企業にはどういった働きがいや成長環境があるのか、新卒入社した社員のクチコミから見ていきましょう。

1位 アクセンチュアの社員クチコミ

「常に新しい分野に挑戦でき、優秀な人材に囲まれて切磋琢磨できる。退職した後、どこの会社でもやっていけるだけの実力をつけることができる。ただし、私が在籍していた頃は残業時間が半端なかったため、それなりの犠牲をする覚悟は必要であったかと思う。

 プロジェクトをベースに色々な分野に挑戦できるため、また個人のパフォーマンスに対する要求度は非常に高いため、一般企業に就職するよりも早い速度での成長が可能だと思う。キャリア開発はアサインされたプロジェクトの中で行われる。希望するプロジェクトにアサインしてもらえるようにコネを作ることやパフォーマンスを上げることが非常に大切」(コンサルタント、女性)

2位 三菱商事の社員クチコミ

「若いうちから現場経験、特に海外でそれなりのポジションに放り込まれるので、現場マネジメント、海外企業との事業運営等々多くを学ぶことができる。終身雇用が崩れていく中で、海外の現場でマネジメントスキルを磨くことができるのは、会社を離れてもそれなりに評価されるポイントと思う」(海外営業、男性)

7位 電通の社員クチコミ

「働きがいは非常にある。社員の特性が千差万別なので、社内で打ち合わせするだけでも、刺激があって毎日が楽しい。クライアントが求めてくる要求は時には厳しいものもあるが、その成果物が世の中に出て行くので、苦しかった時ほど達成感は非常に大きい。インプットの機会も選択肢も多いので、自分がスキルアップしたい領域があれば、本人次第でいくらでも成長できる」(営業、男性)

 こうしたクチコミから見えてくるのは、残業時間が長いなど非常に苦しい経験をしても、新しいことにチャレンジでき、達成感を得られるような企業が人気を集めているということ。まさに総合商社などの財閥系企業から早慶生が人気を集めるのは、こうしたチャレンジ精神を持っている学生がいるからなのかもしれません。

(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)