12日の米株式相場は大幅続落。新型コロナウイルスの世界的大流行で世界の経済成長が大きな打撃を受けるとの懸念から、売りが一段と加速した。前日に弱気相場入りしたダウ工業株30種平均は、前日比2352.60ドル(10.0%)安の2万1200.62ドルと、1987年10月の暴落「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」以来の大幅下落となった。S&P500種指数の終値は260.74ポイント(9.51%)安の2480.64。寄り付き直後に前日比7%下げ、売買停止措置(サーキットブレーカー)が発動されて取引が15分間停止した。サーキットブレーカーの発動は今週に入り2度目。取引再開後も下げの勢いは衰えず、午後の早い時間に米連邦準備制度理事会(FRB)が1兆5000億ドル(約158兆円)以上を短期金融市場に供給すると発表するとやや戻したものの、再び下落に転じた。
NYダウ10%安、ブラックマンデー以来の下落率
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