米金融界のエコノミストは、第2次世界大戦以来の急激な景気悪化が米国を襲っていると考えている。だが、どれほどそれが長引くかを過小評価している恐れがある。エコノミストはわずか数週間で、米国がリセッション(景気後退)入りを回避するとの見方から、大半の米国人が記憶する限りで最も深刻なマイナス成長を予測するに至った。バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチでは、4-6月期(第2四半期)の米国内総生産(GDP)が年率12%減になるとみている(エコノミストが使う年率の数字は、4-6月期の収縮ペースが1年間続いた場合の数字であり、前年同期比の実質ベースに換算すると、バンカメの予測は3.1%減に相当する)。ゴールドマン・サックスは24%減と予想。JPモルガン・チェースは25%減、モルガン・スタンレーは30.1%減と予想している。