習近平
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米国を上回る株価上昇
上海株指数は年初来10%強

 中国の主要な株価指数である上海株指数が、ここにきて上昇ペースが一段と加速している。年初来の上昇率が10%強に達しており、依然として年初の水準を回復できていない米国のS&P500指数と比べると、その差が明確になってきた。

 しかも、ITセクターや消費関連のような特定業種だけでなく、素材やエネルギーのような国際市況の影響を受ける業種を除く広範な業種に上昇が広がっている。

 このため、海外、特に米国市場でも中国株に関するレポートが多数発行されるなど、投資家による関心の高まりがうかがわれるが、中国の政策当局にとっても中国株上昇の意味合いは大きい。

 株価上昇(図表1)の背景として、基本的には、中国が新型コロナウイルスを早期に抑制することに成功し、少なくとも内需に関しては経済指標も順調に回復するなど、相対的に良好なファンダメンタルズを示していることがある。これが投資家から前向きな評価を得たということだろう。