民主党の大統領候補、ジョー・バイデン前副大統領民主党の大統領候補、ジョー・バイデン前副大統領 Photo:Chip Somodevilla/gettyimages

直近の世論調査支持率で
トランプ大統領を8.6ポイントリード

 11月3日の米大統領選・議会選まで、残すところ3カ月半を切った。

 米政治関連サイト「リアルクリアポリティクス(RCP)」によると、再選を目指すドナルド・トランプ大統領と民主党の大統領候補、ジョー・バイデン前副大統領の支持率(6月27日から7月15日の平均支持率)は、バイデン氏が49.3%で、トランプ氏の40.7%を8.6ポイントリードしている。ちなみにRCPの20日時点の選挙人獲得予想は、バイデン氏222人トランプ氏115人、接戦201人となっている。

 接戦の201人をどちらが「やや優勢」かであえて振り分け場合は、バイデン氏352人、トランプ氏186人になる(選挙人総数の過半数は270人)。

 バイデン氏がこのままリードを保つのかどうか。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大がトランプ大統領には致命傷になりそうだ。

現職大統領の再選確率7割だが
経済低迷では波乱

 ちょうど、今から4年前の2016年7月頃には、民主党のヒラリー・クリントン氏がトランプ氏を支持率でリードしていたが、その差は、私用メール問題もあって、2から4ポイント程度だった。

 現状、バイデン氏のリードの方が大きい。