提案書の定石は基本の3章構成(4枚)

同じように提案書にも定石的な構成があります。図1-6を見てください。第1章(課題)、第2章(考察)、第3章(解決)の3章で構成されていて、第2章は1(理想)と2(学び)に分かれています。これが本書で使う、提案書の基本の3章構成です。

提案書の基本の3章構成

ビジネスにおける提案書の目的は、何らかの課題があって、それに対してこのような施策を講じ、このように解決すれば、こんなことが達成できる、という内容を伝えることです。この内容を基本の3章構成に従って語っていくことになります。

第1章では、会社や組織、経営者が直面している経営上の課題を定義します。経営課題を体系的に整理して定義することがキーポイントです。

第2章の1のキーポイントは、理想的な解決策を示すことです。必要な調査や分析を行って、いくつもの解決策を比較検討して、最も望ましい解決策が選ばれます。

しかし、この理想的な解決策は本当に実現可能でしょうか? 期待する成果を得られるでしょうか?

それを確認する意味で、第2章の2では、その実現可能性を現実に即して学び直し、理想的な解決策では必ずしも目的が達成できそうにないことを示します。第2章の2は悟り、教訓を語るところです。

理想的な施策があって、学びも得られたので、次には真の解決に向かうことができます。これが第3章のポイントです。ここで真の課題解決に向けた道筋が示されるのです。

これが基本の3章構成の概要です。この内容をまとめて言うと、次のような感じになります。

 ●こういう経営課題が定義された。(第1のポイント)
 ●理想的にはこんな施策によって解決されそうだ。(第2のポイント)
 ●しかし現実にはこんな障害があることを学んだ。(第3のポイント)
 ●だからこういうやり方で解決していこう。(第4のポイント)