列島明暗 都市・地方財界・名門企業#12
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マツダのお膝元である広島県、そして三菱自動車の工場がある岡山県はいずれも「鉄の街」でもある。従来の鉄鋼不況に加え、新型コロナウイルスの感染拡大が直撃した。特集『列島明暗 都市・地方財界・名門企業』(全15回)の#12では、地元下請け企業の窮状と今後を占う。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

生産前年比10%台のマツダ下請けも発生
「一社も破綻させない」宣言は好感される

 カープとマツダ――。広島県内の地元テレビ局のニュース番組で多くの時間が割かれる話題の主役はこの二つだ。今年はここに、自民党を離党した衆議院議員の河井克行被告と、妻で同参議院議員の案里被告の選挙買収を巡る事件のニュースも加わったことだろう。

 とはいえ新型コロナウイルスの感染拡大は、プロ野球の開幕を遅らせ、地元の広島東洋カープのファンをやきもきさせた。さらに自動車メーカーのマツダは、世界的な販売台数の減少により、2021年3月期第1四半期決算で、666億円の最終赤字を計上した。

 マツダのピンチは当然、地元の下請け企業に波及する。