相手の心に響く、
感謝のコツ「3ポイント」

感謝の気持ちを持ったら、
せっかくなら相手に伝えたいと思いませんか?

とはいえ、人に感謝を伝えることに
ハードルを感じてしまうことも少なくありません。

素直に感謝を伝えたつもりがご機嫌取りと思われた、
独りよがりになってしまった、
逆に引かれてしまった。感謝をすることはいつも簡単とは限りません。

大切なのは、アップルのスティーブ・ジョブズの後任のティム・クックや、
マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツも言及する、
相手の気持ちを感じとる「共感力(エンパシー)」をフル活用し、
相手に喜ばれる行動をとるための「与える力」
最大限効果的に使う方法を考えることです。

大前提として、感謝を伝える行為には、感謝の心ありき。
感謝の気持ちを持つには、
「相手がどんな気持ちで行動してくれたか」を考えることです。
相手の苦労、意図を理解し、
行動をしてくれたときの相手の気持ちを感じとります。

相手の気持ちがわかって、
「ぜひ、あの人に感謝を伝えたい!」
というモチベーションが生まれる。
そのときが、「感謝の伝え方」を考えるタイミングです。

上手な感謝の伝え方には、3つのコツがあります。

1.感謝のタイミングを間違えないこと
変なタイミングで感謝をすると、
どんなに素晴らしい伝え方でも、相手が困ります。
たとえば、他の人がいるときに長々と感謝を述べたら、
相手は気恥ずかしい思いをするかもしれません。
タイミング、状況を考え、ベストな機会を見つけましょう。

2.具体的に感謝している事柄を伝えること
相手のどんな行動で、自分は感謝でいっぱいになったのか、
具体的な情景描写を加えると、
気持ちのこもった感謝になります。
「先日はありがとうございました」より、
「先日はありがとうございました。
落ち込んでいたあのとき、声をかけてくれた気遣いが嬉しかったです
と言ったほうが伝わるのは想像に難くないでしょう。

3.最も効果的な伝え方を選ぶこと
相手はどんな形の感謝を一番喜んでくれますか?
手紙、プレゼント、食事をおごる?
どのやり方が一番よいかは、
状況や慣例だけでなく、相手の考え方によります。
相手にとって一番心地よい伝え方を考えましょう。