自分の「監視銘柄リスト」をつくろう
こうした人気化している銘柄を買うなら、あくまでも短期で、逃げ足の速さに自信のある方だけにしておいたほうが良いと思います。
サラリーマンのように株式投資とは別に本業を抱えており、株式市場を頻繁にチェックできない人には、こうした人気の割高株はおすすめしません。
人気化していない割安株を選んでいったほうが、こうした株式市場の急騰・急落にハラハラせず、腰を据えて株式を保有することができます。
とはいえ現在、堅調な米国株式市場や菅新政権下の規制改革への期待感から、日経平均株価は2万円を上回る水準で推移しており(10月23日終値23,516円59銭)、前回、目安として紹介したPER10~15倍の網にかかる銘柄がなかなか見つからないかもしれません。
そんな時、「PER20倍でも30倍でもいいか」と妥協して買ってしまうと、それが結果として高値づかみとなり、後で後悔してしまうこともあります。
少なくとも、これまでの私の経験からすると、そうなりがちなのです。
買いたいと思った銘柄は、「監視銘柄リスト」を作って、そのリストにいったん保管しておく。
そして、株価が割安になるのを待つほうが賢明です。
「監視銘柄リスト」に登録した銘柄の中には、辛抱強く待っていれば、いずれ割安と思える水準まで株価が下がってくる銘柄も出てくると思います。