新型コロナウイルス感染の第1波で世界経済はシャットダウン状態となり、全ての株式市場が大打撃を受けた。現在の感染の波は一部の基準で見れば第1波より大きいが、市場はほぼ影響を受けていない。効果的なワクチンが承認へと向かい、パンデミック(世界的大流行)の終わりが見えてきたことがその一因だ。だが、政府が春の教訓の活用に努め、以前より短く、緩い規制措置を適用したり、全く規制をかけなかったりしていることも、その要因になっている。このため経済的打撃は小さくなり、管理しやすくなっている。国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ギータ・ゴピナート氏は8日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の年次イベント「CEOカウンシル」で「パンデミックへの対処法という面でわれわれは非常に多くを学んだ」と語った。
「控えめなロックダウン」でパンデミック収束せず
経済に打撃小さい的絞った規制措置、仏で効果あったものの米国でリスク行動減らず
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