3月1日採用解禁目前!就活生「5つの不安」解消法、本当にこの会社に入っていい?就活本番を前に不安を抱える学生は多い Photo:PIXTA

22年卒の採用情報の解禁が間近に迫ってきた。いよいよ始まる採用・就職活動の本番を前に、不安な気持ちになっている就活生は多いだろう。そこで、毎年約200人の学生が受講するキャリアデザインスクール、我究館の副館長・藤本健司氏が、就活生の不安のタイプ別に解消法を伝授する。

採用解禁直前に多発する
就活生のタイプ別5つの不安

 3月1日――。

 この日は、多くの日系大手企業の選考情報が公開され、就活が本格的にスタートする日である。日付が変わると同時に志望企業のサイトにアクセスしエントリーしまくるのは、就活生の恒例行事だ。今年はコロナ禍のため、例年より不安の多い就活となるだろう。

 私が副館長を務めるキャリアデザインスクール・我究館で、毎年200人ほどの就活生と向き合っているが、特にこの時期は、就活生がさまざまな不安を感じて、相談しに来ることが多い。

 一口に不安と言っても、その内容はさまざまだ。この時期の不安は、就活の進み具合とモチベーションによって、以下の5つのタイプに分類できる。

タイプ(1):就活がうまくいっており、すでに内定はあるが、本当にこの会社に入社していいのかという不安

タイプ(2):内定はないが、早期選考やリクルーター面談は進行している。ただ、本当に内定が出るのかという不安

*早期選考とは、インターンや説明会などで優秀だと判断された学生だけに用意されている、通常よりも選考スケジュールが早い選考のこと。リクルーター面談とは、企業側から就活生に対して、アドバイスをする社員を個別に手配し、内定までのサポートをするための面談のこと。実質的な選考の場になっており、学生のパフォーマンス次第で、その面談が中断されることもある

タイプ(3):インターンに参加したことはあるが、本選考の機会が少なく、選考そのものが不安

タイプ(4):インターンに参加したことはなく、年明けから就活を始めたばかり。就活自体がよく分からず不安

タイプ(5):就活に対してのモチベーションが低く、自分の未来に対してとにかく不安

 就活が進んでいる学生も、そうでない学生も、3月というのは不安でいっぱいな時期なのである。では、その不安をどうやって解消すればいいのだろうか。