かつての私も、まさにそうでした。

「結果を出したい」「会社に貢献したい」という想いはありました。

 モチベーションも高かったのです。

 しかし現実は、どんな方法論を学んでも何をやっても空回りの日々を送っていました。

 ドンドン自信を失い、自分自身を責めました。

 残されるのは自分の「マインド」です。

 仕事への想い、家族への想い、生きることへの想いです。

「自分のやりたいことは何だろう?」

「何のために仕事をしているのか?」

「ひょっとして家族を大事にしたいと思っていないのか?」

 自分の深い悩みを解決するため、自己啓発セミナーに参加し、「自分探し」をしたこともあります。

 すると主催者から、「あなたの本当にやりたいことをすればいい。やりたいことだけをやれば必ず成功する」と言われ、実際にそのようにしたことがあります。

 しかしその結果、私はボロボロになりました。

 詳しくは書きませんが、多くの人から反感を買い、信頼していた人からも見捨てられました。

 私のように、何をやってもダメな人間が、すでに成功している人の考え方や心構えを聞いても参考になりません。当時、それを嫌というほど思い知らされたのです。

 どうしようもなくなった私は、35歳でそれまで勤めていた日立製作所を逃げ出すように辞めました。

 しかも会社を辞めると決意したのは、第一子が生まれたばかりのときです。

 そんな私が、この数年間で爆発的な変化をとげました。

 前述のように、いまでは現場コンサルタントとして、セミナーや講演を年間100回以上こなし、コラム執筆、書籍の出版、取材対応に明け暮れています。

 私の過去を知っている友人が、フェイスブックでたまたま私を見つけると、その変貌ぶりに驚くようです。

 特に驚かれるのが、特定の客層に支持されているコンサルタントではないということです。メガバンクをはじめ、大手の研修機関、シンクタンク、新聞社などで定期的に講演していたり、経済誌にコラムを寄稿していることから、「ポッと出てきた一発屋」ではないと知り、目を丸くするようです。

 正直なところ、私自身でさえ、自分自身のあまりの変貌ぶりに気持ち悪くなることがあります。

 世の中には、いろいろな成功メソッドがあり、偉大なる先人の名言が数え切れないほどありますが、それを知って自分の期待どおりの結果を手に入れることができる人は全体の10%にも満たないでしょう。

 あとの90%以上の人は、その前にやるべきことを知らないからです。

「絶対達成マインド」のキーワードは、なにより「自信」です。

 自分を信じられるようにならないかぎり、どんなすばらしい方法論と出合っても、結局のところスタートできないし、続けられないし、やりきることもできません。

 成功している人のマネをしても、うまくいきません。