米アルファベット傘下のグーグルは、個人のウェブブラウジング(サイト閲覧)に基づく広告販売をやめることを計画している。デジタル広告業界の変化を加速させる可能性がありそうだ。  グーグルは3日、ユーザーのウェブサイト間の移動を特定する追跡技術の使用や、そうした技術への投資を2022年に中止する計画を明らかにした。  世界最大のデジタル広告企業である同社の決定は、同業界がユーザー追跡の利用をやめる流れを後押しする可能性がある。こうした追跡を巡っては、個人情報保護の観点から批判が高まっているほか、規制当局も監視の目を向けている。