最強の中高一貫校&小学校・幼児教育#5Photo:PIXTA

偏差値は低くて入りやすいのに、大学受験に強い、レバレッジの利く中高一貫校はどこか?そんな“掘り出し物”を見つけるべく、独自ランキングを作成した。特集『最強の中高一貫校&小学校・幼児教育』(全18回)の#5では、早慶をはじめとする最難関私立大学にとりわけ強い中高一貫校のレバレッジ度ランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、宮原啓彰)

大きく後伸びして
最難関私立大にも合格

 偏差値は低くとも、早慶をはじめとする最難関私立大学に合格可能なお得なルートがある。

 本特集の#2では、首都圏の各中高一貫校を対象に、合格者を出した全大学を分析対象とする首都圏版の総合ランキングを掲載した。だが、その一方で、大学には難易度や格、地域などに基づくさまざまなグループが存在する。

 有名どころでは、「旧帝大」や「早慶上理」「MARCH」「関関同立」などがそれだ。もちろん、同じグループ内でも個々の大学の中身は大きく異なるのは大前提。それでも受験大学を決める際は、こうしたグループに基づいて最初のふるいにかけることが多いのも事実だろう。

 そこで、中高一貫校の各大学グループへの「合格力」と「入学時偏差値」から、その大学グループに特化した中高一貫校の「伸長度」を算出し、それぞれ独自ランキングを作成した。

 ここでは、その中から私立大学の最難関グループといえる「早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)」のランキングを掲載する。ただし、レバレッジ度というからには、分析対象となる中高一貫校が「早慶合格は当たり前」というような難関校では意味がない。早慶上理を目指すには、後伸びが必要となる2020年の入学時偏差値55未満の学校に限定した。

 そのランキング上位には「入りやすくて学力を伸ばせるお得な学校の典型」と、森上教育研究所の森上展安代表が太鼓判を押す学校も。隠れたお得学校を探す参考にしてほしい。