――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  豊富なアウトドアアクティビティーや環境活動との深い関わり、ナイキの生誕地として知られる米西海岸オレゴン州ユージーンの晴れた爽やかな朝。筆者は何の変哲もない1階建ての工場の前に立ち、アーキモト(Arcimoto)のマーク・フローンマイヤー最高経営責任者(CEO)と話をしていた。同社は「FUV(楽しい多目的車)」と自らが呼ぶ3輪電気自動車(EV)のメーカーだ。  筆者はオレゴンにいないだけでなく、反対側の米東海岸でまだ自宅にこもっていた。