米半導体大手インテルにとって、先行きが一段と厳しくなる前にやや状況が好転するかに思われた。だが、現実はその両方が同時に起こっている。パソコン(PC)市場の活況が追い風となり、インテルの1-3月期(第1四半期)決算は市場予想を上回った。予定しているメモリーチップ事業の売却を調整したベースの総売上高は、同社が3カ月前に示していた自社予想の中央値を約11億ドル(約1200億円)上回った。PC関連売上高が前年比8%増の106億ドルとなったことが大きい。より規模の小さいモービルアイ、プログラマブル・ソリューションズ、インターネット・オブ・シングス(IoT)部門も市場予想を上回った。
夢から覚めたインテル、待つのは厳しい現実
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