米配車サービス大手リフトは4日、1-3月期(第1四半期)の乗車需要について、新型コロナウイルス感染拡大で乗車数が激減した昨年の大方の期間に比べて改善したと明らかにした。同社が発表した1-3月期決算は売上高が約6億0900万ドルと、前年同期の9億5570万ドルから減少したものの、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の5億5800万ドルは上回った。アクティブ乗客数は1350万人と、2020年10-12月期から約8%増加した。ただ、前年同期に比べると依然およそ3割の落ち込みとなっている。純損益は4億2730万ドルの赤字。株式報酬費用や保険債務の関連費用が発生したため、赤字は前年同期の3億9810万ドルから拡大した。アナリスト予想は3億2200万ドルの赤字だった。同社はその他の経費を引き続き削減し、営業・マーケティング費用は60%減少した。