2016年の米大統領選のさなか、立候補していたドナルド・トランプ氏はこう語っていた。「電子メールはあまり信じていない」。だが、今年に入りソーシャルメディアの利用を禁じられたことで、トランプ氏にとって、言い分を世に発信する上で電子メールが重要なコミュニケーション手段となっている。ツイッターやユーチューブ、フェイスブックへの投稿を禁じられた1月以降、トランプ前大統領は日々のニュースに関するコメントから候補者への支持表明、敵対する人物への攻撃まで、メールでぶちまけている。フェイスブックの第三者監視委員会は5日、トランプ氏による使用禁止措置を支持する判断を示し、それを恒久的措置とするかどうか半年以内に決めるよう同社に求めた。