「貧乏を楽しめ!」この言葉は、暗号資産(仮想通貨)の投機的な熱狂に早くから参加した人々が、その急騰に懐疑的な向きに対して投げかける典型的な反論だ。この言葉はもちろん、初期の購入者が自身を金持ちだと自覚していることを示唆している。だが、本当にそうだろうか? その質問に答える一つの方法は、もし彼らが新たに発見したこの資産が「パッ」と消えてしまった場合、その不幸を喜ぶ感情が大いに喚起されるほかに何が起きるかを考えてみることだ。民間発行のデジタル通貨の中で最も定着しているビットコインの価格はこの半年で約290%上昇したが、ビットコインより新しい他の一部の暗号資産に比べれば大したことはない。時価総額で2番目に大きいイーサは同期間で約710%上昇。また、ジョークとして始まったドージコインは約2万3000%上昇した。
暗号資産の暴落、今は心配無用 さて5年後は
時価総額はまだ2兆ドル、経済に大きな影響なし
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