――筆者のジョアンナ・スターンはWSJパーソナルテクノロジー担当コラム二スト ***  「ねぇ、私はここよ。あなたのダウンジャケットのコートの中。違う、そのポケットじゃない。古いマフィンのカスとくしゃくしゃの薬局のレシートが入ったポケットよ」  筆者が頻繁にどこかに置き忘れる職場のIDカードは、こんな風に自分の気持ちを伝えることはできないが(有り難いことに)、装着されたアップルの紛失物追跡装置「AirTag(エアタグ)」(29ドル。日本では3800円)を介してコミュニケーションできるようになった。